気功(動作法)・呼吸法で行う心と身体の健康体操:導引

心の悩み解消への道

[空]になる

心の悩みの現状

今日、心には一言ではいいきれないほど、さまざまな悩みがあります。

“本音が言えない・わかってもらえない・陽気にできない・友達ができない”などの 自分自身の問題から、“気の合わない人間との付き合い・いじめ・仲間はずれ・顔を見るのも嫌”などの 外的圧力によって起きる対人関係のトラブルまで、実に多種多様です。

これらの悩みにより心が乱れると、焦り、不安、恐怖(視線、対人)、こだわり、 赤面・どもりといった症状から、不登校、引きこもり、うつ病と、どんどんエスカレートし、 さらに心療内科の領域から精神病院への入院まで、症状が進行していきます。

これらの治療のためにいろいろな薬(安定剤、導眠剤、睡眠剤、抗うつ剤、ホルモン剤)が 次々に与えられ、カウンセリングも盛んに行われています。
しかしながら、悩める人々は年々増加する一方で、 少し良くなっては再発を繰り返し、症状も悪化しているケースがとても多い。

米国の著名な精神科医は「心の病はもし薬がなかったら、7割の人は治っていた!」と、 衝撃的な発言をしています。
薬を服用したために、こじらせてしまったということです。

一口に心の悩みといってもこのように現代は、病人の数や病気の幅まで広くなり、深刻な社会現象まで引起こすしつつあります。

また、これといった的確な解決も見つからず、暗中模索をしているといった状態です。

 

心の悩みの根本原因

現代医学界では、心の悩みの根本原因を正確にはつかんでいません。

それなのにそれを薬で治そうとすること自体、病気をこじらせる元凶です。
薬は、原因がはっきりとわかっている場合の、あくまでも一時しのぎの特効薬であり、 根本治療を目指して常服するものではありません。

私は長年の経験の中で心の悩みの根本原因として思い当たる3つのことがあります。

  • 外傷からくるもの
  • 家庭環境に問題があったもの
  • 体質的、気質的な問題

1. 外傷からくるもの
心の悩みを持つ人は、子供のころ、転んでおでこを打ったり、 頭を強く打ったりした経験のある人が多い。
特に最近の子供は、転んだ時に手をつかないで、まともにおでこを強打することがあります。
前頭葉は精神のありどころであり、心の病の原因のひとつとして大いに考えられます。

2. 家庭環境に問題があったもの
家庭環境の悪い家庭で育った人には、やはり心の傷が残ります。
夫婦や、義理の親子関係の不和などに伴う子供の心への影響は大きいもの。
特に、親が本音を言わずに我慢ばかりしている場合も、その影響が子供に現れます。
子供は親のまねをして、感情を押さえたままの本音を言わない子供に育っていくからです。

3. 体質的、気質的な問題
五臓六腑の機能と精神面の症状とはお互いに密接な関係があります。
この関連を認めないから現代医学は心の病を根本解決できないでいるのです。
赤面症の人は心臓機能が低下しているし、ノイローゼや対人緊張・パニック障害 ・不眠の人は肝臓の機能が低下しています。 また気の弱い人は肺の機能が低下しています。
これらを根本的に解決するには体質・気質を強化することしかありません。
これが“心の病は、 内臓の強化なくして決して完治しない”という根本的な理由です。

 

心の悩みを改善する3つのポイント

心の悩みを治すには、3つのポイントがあります。それは、
(1)内臓機能の強化
(2)心の窓を開く
(3)頭を空にする
  ことです。

このうち、ひとつでもかけると完全な回復が難しくなります。
現在行われている“心の悩み”の各種の治療法は、この総合的な治療がなされていません。
TK式導引は、この3つのポイントに重点を置いて指導する総合的・画期的な方法で、
簡単に行えて効果も早いので、無理なく、健康で自然な自分の姿を取り戻せます。

1)内臓の強化
“健全なる精神は健全なる肉体に宿る”
心の悩みを治す第一は、健康な肉体作りです。 そして健康な肉体は内臓の強化によって生まれます。
そのためには「1に運動、2に食事、3.4がなくて、5に薬」です。
薬・健康食品・食事療法・宗教なども悪いとは言いませんが、まずはやはり運動です。

1のない2・3はありません。内臓機能を強化するには、食事よりも薬よりもなによりも、運動療法が第一です。
(TK式導引でいう運動は、誰にでも無理なくできる簡単な動作を指しています)

■内臓の機能と心の悩みの因果関係表
強化する内臓 改善される心と頭の悩み
肝臓・胆のう 怒り、イライラ、不満、無気力、不眠、対人恐怖、ドモリ、攻撃性、焦り
肺臓・大腸 悲しみ、正義感、潔癖性、視線恐怖、カタクナな心、悲観症、うつ病
脾臓・胃 憂い、迷い、心配性、神経質、依頼心が強い、三日坊主、やり過ぎ
心臓・小腸 セカセカ、見栄っ張り、高慢、赤面、霊的不安、わがまま、面白くない
腎臓・膀胱 不安、驚く、根気がない、サイ疑心、陰険、こだわり、空想

TK式導引では、内臓の機能強化を第一に取り組んでいます。
それができない方法は、体と心と頭の悩みの根本療法にはならないし、もっと悩みをこじらせると考えています。

そして、東洋医学・気功の源である導引は、内臓を強化できる最高の運動療法です。

事例
教諭歴25年の女性。
新しい分野のハードな仕事、転居、息子の結婚など、すべてが一度に重なり、 疲労から不眠、精神も不安定になり、休職の止むなきに至りました。
そんな心身ともに疲れ切った状態で、導引の特訓を開始しました。
始めて約2カ月間で完治し、新学期からは復職。今では以前にも増して毎日生き生きと仕事をしておられます。
そして心身ともに自信がつき「私は名先生になれそう!」とやる気満々です。
彼女がこれだけ短期間に回復できたのは、内臓を強化する導引を実行することにより、 蓄積した疲労を取ることができたこと。呼吸法で心の窓を開くことができたこと。 そして的確なカウンセリングで考え方を柔軟にすることができたからです。
2)心の窓を開く
言いたいことを言えないで、心が病んでいく人がとても多い。
胸が詰まって、“心の窓”が開いていない状態です。 心の窓を開けば、気の流れが良くなって詰まりは自然に解消します。
問題は“心の窓のカギは内側にあり、 内側からしか開くことができない”ということです。
つまり心の悩みは、外からいくら手を差しのべてもダメで、 “自分自身で治すんだ” という本人の意欲が、何よりも不可欠だということです。

その意欲さえあればTK式の各種方法で必ず回復します。

心の詰まりがとれ、心が平和になり、 今まで悩んできたことがうそのように、毎日を充実して生きることができます。
事例
心が詰まってから11年になる女性。
インドへ行ったり、ありとあらゆる癒しのセミナーに顔を出しても効果がなく、 心身ともに苦しそうでした。
彼女の場合には、夫婦間の考え方の違い、価値観の違いをうまく表現できなくって、お互いに気が詰まっていたようです。
導引で肉体的に胸の気の流れを良くするとともに、的確なカウンセリングでウソのようにつかえが取れました。
“なにか心の窓が開いた感覚がした”との報告を受けました。
3)頭を空にする
心の病の人は、“頭が重い、頭が異常に回転する、空白になる、周囲との間に壁がある”などの症状を訴えます。

要するにこれは頭の気血の流れが悪い状態です。

これを正常に戻すには、手足や腰の血行を良くすること、頭や首・肩のこりを取り除くこと、 目や頭の緊張を和らげることが大切です。

さらには頭の使い過ぎをなくして頭を空にすることにより、 とらわれやこだわりを開放することも大切です。
これは禅の修行法のひとつでもありますが、「空」とは頭の最善の状態です。

TK式導引では、それを分かりやすく、やりやすく、すぐ効果が出るように、具体的に指導していきます。
 

心の導引『なんでもあり』

人間は小宇宙です。
この宇宙にある全てのものが私たちの体と心と頭の中に存在しています。

自分の心の中に良い子もいれば悪い子もいます。 正直者もいれば嘘つきもいます。美しい心もあれば汚い心もある。
良い方の自分だけでなく悪い自分も居るのを認めてあげてください。
そうするとどうですか。他人の悪さも許せるようになっていますよね。

会社にお局様がいます。 気にいった子にはお土産を買ってくる、優しく話しかけるが、氣に入らない子には無視する、 これみよがしの意地悪をしますね。しかし、優しい先輩も必ずいて、それとなくかばってくれます。
さて、自分の心の中にはお局様の心もありますよね。優しい先輩の気持ちもありますよね。
同じ状況下に置かれたら自分は優しい先輩と同じ行動を取るにしても。
もし、
自分がお局様と同じ事をする時の心はどんな状態だろうか。
それは、自分に自信がなくて、さみしい時ですね。 優しい先輩の気持の時は自信と余裕のある時ですね。

どちらの心を選択して自分を表現するかはその時々に応じて 自分自身が決めればよい。 自分の心にも何でもアリだから、他人の心にも何があってもやむを得ない。
すると、 自分自身の考え方や心の持ち方や行動がよく理解できるし、 他人のことも同様に理解できる「明察の人」になれる。
その結果、不思議と他人の悪さも許すことができます。
この心の導引であなたは人間的に一気に成長すること間違いありません。

 

心の導引『素直な心』

素直な優しい子がいます。人のいうことをよく聞きます。 だからいつも疲れています。
素直な心には、自分に素直な心と、 他人の言葉を素直にきく心と2つあることを知っていますか。
いわゆる素直な子は、 自分の素直な心にフタをして他人の言葉を素直に聞く傾向がある。
他人の言葉ばかりを聞いていると、人間として成長しないし、つぶれます。
人としてこの世に生も受けたからには自己実現を人生の最大の目的とするべきです。
お金を稼ぐのもいいでしょう。人のために奉仕するのもいいでしょう。 でも、それが自分の本当にしたいことであるのがモットモ大切です。
他人の指示であってはいけないのです。

もっと、本当は何をしたいのか自分の心に素直に問いかけてください。
そして自分の心を素直に表現し実現する。 これをマイペースでひとつずつ積み上げると本当に楽になります。
それから、信頼できる人の言葉を素直に聞くことです。
そこまでできると、仕事もうまくいく、恋人もできる、結婚もできるなど、自分のしたいことが実現していきます。

まず自分の心に素直になる。次に、信頼できる人の言葉も素直に聞く。 これが素直な心を持った人の成功の秘訣です。

 
『心のTK  性格は振り子』 =あなたは表と裏とどちらの顔で生活していますか?=
道の大原則に“万物は陰陽からなり”とあります。

従って、当然人間の性格も陰と陽からなっています。 表面に出ている性格だけではなく、その逆の性格が必ず内面に潜行しています。

例えば、超潔癖な人は超だらしないところがあり、短気な人は、非常に気長な面もある。 のんびりと釣りを趣味に持って生きてる人に意外に短気な人が多いのも、よく知られている話です。
人前ではしっかりとした強い自分を出す人も、自分の弱さをよく心得ています。

このように人の性格は、相反する両面を行ったり来たりする、 “振り子”のようなものです。

健全な人は自然にその両面性を上手に使い分けていますが、 それを片方だけの性格で生きると、つぶれてしまいます。

例えば、会社では部下にとって評判の悪い上司も、家の中では家庭サービス満点の“よきパパ”である。
逆に会社では人望も厚くみんなから慕われている人が、一歩家庭に入るとムッツリと、 あまり口もきかない気難しい頑固者であったりする。
これらはすべて人間として健全で自然な行為です。

人は無意識に、自らの性格の“表と裏”を、公私に使い分けてバランスを保っているのです。

逆に性格のいい人が、会社でも家庭でも、すべての人に対して良い性格を通し過ぎたり、 親のしつけ、本の知識、見栄に支配されて、自分の面のよい性格だけしか出せないと、 その裏面の抑圧された心が積もり重なり、心が病んでいきます。

また、ひねくれ者が、会社でも家庭でもすべてひねくれて生きていると、孤独感にさいなまれて寂しい人生になってしまいます。

一般に、心の悩みを持っている人や対人関係でトラブっている人は、 この性格の両面性に気づいていない人が多い

人の前では、“いつもいい人、明るい人”で過ごしている。
わがままをダメだと思いこみ、自分の欠点をすべて否定し、いいところだけで生きようとして、心が疲れはてています。

人の性格は振り子という原則を知り、自分も他人も皆、両面性を持っていることがわかると、 自分自身との付き合い方や対人関係において大変楽になれます。

一度、自他ともに、性格の両面性をチェックしてください。自分の隠れていた性格が再認識できるとともに、 相手のこともよくわかるようになります。

 

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